第13回キングストン大会詳報  写真クリックで 一部映像がごらんになれます。 

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 ■毎年2月と8月の2回開催されるキングストン大会ももう13回。今年で7年目に入ることになるわけだ。よく続いているといっては 怒られるが、今回もなんと8バンドが参加。 ■キングストンばかりでは飽きられるというわけかPPMのバン ドもゲスト出演した。これが大変すばらしく、アンコールの大合唱。実は前の週に開かれたPPM大会にもキングストンバンド(Princeton Party)がゲスト出演し、キングストンとPPMの相互交流とあいなった。■大会当日の23日(土)は春一番が吹き荒れ、強風のため電車各線の運行が軒 並み乱れて、お客さんの出足を心配する一幕も。おまけに強風で工事現場の機材が倒壊、前の道路をふさいだため、通行止めとなり大渋滞。■そんな外の世界と は打って変わって、今回も会場満席の活気ある大会となった。各バンドも回を追うごとに力量も増し、質の高い演奏だったとは観客の声。■1月に突然帰らぬ人 となったキングストントリオのJohn Stewartを追悼して、彼の作品を取り上げたバンドが多かったのも今回の特徴。2001年の来日ではバックインタウンで歓迎会が開催された。クロージ ングはJohn の代表的作品、Chilly Winds とDaydream Believer の2曲を全員で合唱しあらためて偉大なアーティストに思いを寄せることとなった。

Ramblers

Kingston Mark III
Coming From The Mountain
All The Good Times
Omaha Rainbow
Midnight Special
Getaway John
When My Love was Here
Ann
Hard Travelin
'
じ引きで一番手の演奏を引き受けた RAMBLERS  はこのあとゆっくりお酒と他バンド鑑賞を楽しめたとか。1962年製のVEGAバンジョーの音色もすばらしく、ボリューム感あふれる演奏。キングストンの 演奏曲ではない、Omaha Rainbow だが、John Stewart を追悼して、大きな拍手を受けた くじ引では後ろの順番だったが、酒が飲めないとあって、2番手と交代。John  Stewartの作品であるWhen My Love Was Here をBob山田のすばらしいソロと情感あふれるグレン作田のギター演奏で盛り上げた。ベテランのみが出せる技とは客席の声。

The Kingstones

Factor 4 Men
Georgia Stockade
The New FronTier
Run Molly run
I'm Going Home
Salty Dog
A Worried Man
Hobo's Lullaby
Going Away For To Leave You
参加バンドの中では一番の若手グループだが、衝撃のデビューから早数年。貫禄も増して、演 奏にも厚みが出てきた、というのが大方の声。バンジョーの皮も張り替えて歌うJohnStewartの名曲、TheNewFrontier は本番直前ま で繰り返し練習しただけあって、天国まで届く出来であった。 軽快なリズムと笑顔の演奏は何度聞いても楽しいの一言。会場のノリも一段と増したのが手に 取るようにわかる。ダブルバンジョーの Worried Man も板につき、しっとり聞かせる Hobo's Lullaby も披露してコンサート前半の客席を大いに盛り上げた。

The Reveries

APEX-Guest
Road to Freedom
OOne More Town
Love's Been Good To Me
Reuben James

I'm going Home
A-Soalin'
San Francisco Bay Blues
And When I Die
If I Had A Hammer-Enchore
参加グループの中でVEGAのバンジョーを持っていない唯一のバンド。しかし John はギブソンRB180でRoad To Freedom をレコーディングしたとかで、そのバンジョーで Reveries も演奏。最近、年のせいかおとなしく歌うようになったのか、キングストンではなくなってしまったとの声も。 ゲストのPPMカバーグループ APEX は1曲目をキングストンの十八番、I'm Going Home を歌って、会場割れんばかりの大喝采。キングストンバンドとは一味も二味も違う上質な演奏と歌声で、アンコールの拍手が鳴り止まない。最後の曲は大会始 まって以来ではないかと思うほどの大合唱。
 Guardians Folk Dreamers
Bonny Hielan' Laddie
All My Sorrow
Molly Dee
Round About The Mountain
Children Of The Morning
Going Away For To Leave You

花嫁
雨はいつか
何年かぶりの登場で気合も入って、大きな拍手。 Dave Guard 時代の曲しか歌わない Guardians がどうやって John Stewart を追悼するのかと思いきや、メンバーになる前の彼がキングストンに初めて提供した曲、Molly Dee を演奏。あっぱれ! 2枚もCD・DVDを制作、日本語フォークで活躍する Folk Dreamers も、もともとキングストンバンド。久しぶりの大会参加で、キングストン演奏の健在をアピールした。John Stewart の秀作、Children Of The Morning と2曲もの日本語曲に加え、スネアの響きと交代したばかりのベースマンの歌声がマッチング。
The Princeton Party Closing
Low Bridge
My Ramblin' Boy
Hobo's Lullaby
Tijuana Jail
Chilly Winds
Daydream Believer
抽選で三回連続のトリを取った Princeton Party。最後まで耐えきれず、飲みまくっての演奏であれだけすばらしい歌声なのはどうしてだろうと驚嘆の声。キングストンのリズムと迫力をしっかり表 現したその歌声は大会のトリにふさわしい演奏となった。 John Stewart の名作と言われる Chilly Winds の合唱で始まったClosing。モンキーズの大ヒット曲のDaydream Believer は知らない人はいないほど有名で、会場からも大きな歌声がこだました。
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